学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.6 No.2 |
異業種間コラボレーション店舗に対する消費者の評価 |
ー評価基準の探索と心理的特性による差異に関する研究ー |
柴田 典子 横浜市立大学 国際商学部 准教授 |
傳田 有彩 元横浜市立大学 |
発行:2019年11月08日 更新:2019年11月08日 |
分類 : 論文 |
要約 : 本稿は,異業種間コラボレーション店舗に対する消費者の評価基準を探索し,その評価基準が消費者の心理的特性によって異なることを検証する。 ネット販売が増加し,実店舗展開を中心とする小売業にとって,異業種間コラボレーションとは,コスト減・コストシェア,新規顧客の獲得,新境地の開拓,そして,ブランド力強化が期待される形態である。もちろん,複数のメリットがある一方で,リスクも存在する。異業種間コラボレーションは同業種とのコラボレーションよりもリスクが高い。その理由のひとつは,コラボレーションの結果が,消費者を満足させないパフォーマンスであれば,コラボレーションした企業ブランド全体にネガティブな影響を与えかねないためである。 そのため,異業種コラボレーションに対する消費者の評価基準を把握した上で,消費者の心理的特性によってその評価基準の重要度がいかに異なるかを検討する。 |
キーワード : 異業種間コラボレーション 共同ブランド ブランド・アライアンス 損害回避 新奇性追求 |
ページ数 : 表紙1 + 本文17 |
ファイルサイズ : 1133KB |
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