学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.4 No.6 |
サービス・エコシステム概念から俯瞰する国内製薬業界の展望 |
サービス・ドミナント・ロジックの視点から捉える医療用医薬品における価値共創 |
佐藤 幸夫 多摩大学 医療・介護ソリューション研究所 フェロー |
発行:2017年12月08日 更新:2017年12月11日 |
分類 : コラム |
要約 : 国民医療費の増加は、日本の社会保障制度改革の必要性をもたらす大きな要因となっている。平成27年度の国民医療費は42兆円を超えている。持続可能な社会保障制度の構築は、製薬企業や医療機関のみならず、国民の生活にも大きな影響を与える社会的課題である。この様な社会環境の中で製薬企業が目指すべきマーケティング活動をサービス・ドミナント・ロジックから派生したサービス・エコシステムの視点から俯瞰し、社会的課題を解消すると共に、製薬企業の経済的価値を実現するための思考法について検討を行う。サービス・エコシステムの視点を活用することで、市場や業界という狭義のマーケティング戦略に留まらず、広く社会的問題を認識することが可能となる。しかしながら、サービス・エコシステムが捉えようとしている社会観はその捉え方が非常に難しいのも事実である。本コラムでは、ドラッカーが唱えたマネジメント・スコアカードを参考にドラッカーが思考した社会貢献経営や社会責任経営とサービス・エコシステムが捉えようとしている社会観を統合させた新たなマーケティングの視点として一つの可能性を見出すことを目的としている。 |
キーワード : 価値共創マーケティング サービス・ドミナント・ロジック サービス・エコシステム マネジメント・スコアカード 4Cアプローチ |
ページ数 : 表紙1 + 本文10 |
ファイルサイズ : 1071KB |
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