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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.11 No.9 |
飲食店メニューの情報提示が消費者の注文意図と特別感に与える影響 |
上元 亘 京都産業大学 経営学部 准教授 |
発行:2025年03月31日 更新:2025年03月31日 |
分類 : 論文 |
要約 : わが国における外食産業はコロナ禍の危機から脱したものの,概ね労働集約的な産業であり価格競争に陥りがちの現状が続いている。そうしたコモディティ化の状況を打開するための効果的なマーケティング施策の1つに新規メニューの開発がある。新規メニューにおけるメニュー名の新奇性は独自のイメージを消費者に形成させ,付加価値を生み出すことができるが,新奇性は好ましい特別感に影響を与える反面,食物新奇性恐怖を生じさせ注文意図の低下という好ましくない帰結を生む可能性も潜んでいる。本研究では,メニューにおける情報量の違いが注文意図および特別感に与える影響の違いを,実証実験によって明らかにした。本研究における発見は,飲食店が提供するメニュー名の新奇性によって,提示すべき情報量が異なることを示唆するものである。 |
キーワード : フードサービス 外食産業 食物新奇性恐怖 |
ページ数 : 表紙1 + 本文11 |
ファイルサイズ : 1398KB |
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