学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.11 No.1 |
カテゴリー発想からの地域ブランディング 「むさしのフロントあさか」 |
記憶資産化への入口となるカテゴリー認識 |
吉田 益美 ブランディング・ディレクター |
発行:2024年11月08日 更新:2024年11月08日 |
分類 : ケース |
要約 : 本稿では、首都東京の北西部に近接する埼玉県朝霞市(概要:稿末)の地域ブランディングについて『大都市近接、特に個性的とはいえない街のブランディング』(吉田, 2018)の続編として、その後(2018〜2024年8月現在)のプロモーション事業展開や市民活動等に関して実践事例レポートという形式で紹介していく。特に首都圏に立地し、利便性等のハード面では近隣競合自治体と同様の環境与件しか持たない自治体におけるブランド・タグラインの役割、そしてブランドカテゴリーの設定と宣言の重要性について「むさしのフロントあさか」の開発プロセスを振り返って詳説する。また、マーケティングにおいて差別化や個性化を追求するあまり、見逃されがちな反対概念・類化が果たす決定的な役割について先行文献とポピュラーな事例を対比させながら解説し、ブランドとブランディングの本質へと考察を深めていく。尚、本レポートは、かつて筆者が提唱した論考『ブランドを再定義する〜なぜブランドは忘れられ、思い出されるのか〜』(吉田,2021)の妥当性を検証する上で、図らずも社会実証実験のような意味合いを持ち始めている。 |
キーワード : ブランド・カテゴリー ブランド・タグライン 埼玉県朝霞市 記憶資産化 類化 |
ページ数 : 表紙1 + 本文18 |
ファイルサイズ : 1574KB |
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