学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.10 No.4 |
「グラフィック・ファシリテーションを活用した国際コミュニケーション」 |
~二国間におけるサステナビリティ共創ディスカッションの創発化~ |
角谷 浩 株式会社電通 電通のラボ「カーボンニュートラル特命班」代表 |
発行:2024年01月12日 更新:2024年01月12日 |
分類 : 論文 |
要約 : 2023年11月, 筆者はタイ政府スポーツ庁のメンバーとサステナビリティ戦略に関するセッションを実施し, グラフィック・ファシリテーションの活用による議論促進の効果を検証した。 言語の壁を越えてコミュニケーションが活発化されるという仮説を実証すると同時に, 相互の心理的距離が縮まり創発的な議論が誘発されるという事実を新たに発見した。 また, 日本人イラストレーターが描く高度なアニメーションタッチは, 外国人の視点から見ると極めて新鮮かつ魅力的に映り右脳を刺激するということも発見した。この日本特有のスキルを従来の国際的ファシリテーション手法に融合させることにより, 日本独自のグラフィック・ファシリテーションのスタイルとして確立したい。 サステナビリティ社会の実現に向けては国際的な議論が必須であり, 今後は益々その機会が国内でも増加すると予想される。そのような国際会議の場において有効なファシリテーション手法として積極的な活用を推奨したい。 |
キーワード : ファシリテーション 情報伝達 コミュニケーション サステナビリティ 国際社会 |
ページ数 : 表紙1 + 本文9 |
ファイルサイズ : 2112KB |
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