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日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.2 No.7 |
ビッグデータはどのように小売企業の競争優位を高めるのか |
-サプライヤー協調性を媒介変数とした検討- |
金雲鎬 日本大学 |
日高優一郎 岡山大学 |
秋山秀一 兵庫県立大学 |
発行:2016年03月26日 更新:2016年03月29日 |
分類 : 論文 |
要約 : ビッグデータと小売企業の競争優位に注目する研究のほとんどが、顧客(消費者)との関係に注目している。これらの研究の多くは、ビッグデータ活用が、顧客満足や顧客ロイヤルティを高める局面にフォカスを当てている。mCRMやsCRM、オムニチャネル研究が代表的研究といえる。顧客関係に注目することは非常に重要なテーマであるが、小売企業の競争優位は、サプライヤーとの協調的関係から生成されることもある。ビッグデータを活用して、サプライヤーの協調性を引き出し、その結果、小売企業の競争優位が高まることは考えられないのか。本稿は、この局面に注目する。小売企業に対するアンケート調査と構造方程式モデル(SEM)による分析結果、ビッグデータ活用が、サプライヤーの協調性を媒介して、マーチャンダイジング能力を高めることが確認される。 |
キーワード : 小売企業 ビッグデータ サプライヤー協調性 競争優位 マーチャンダイジング能力 |
ページ数 : 表紙1 + 本文25 |
ファイルサイズ : 1084KB |
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