学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.9 No.18 |
カーボンニュートラルを啓発する4つのアプローチ |
有効な切り口をクラスター別に検証 |
角谷 浩 電通のラボ「カーボンニュートラル特命班」代表 |
発行:2023年07月19日 更新:2023年07月27日 |
分類 : コラム |
要約 : カーボンニュートラルの社会的啓発活動を推進するため、異なるクラスターに対して脱炭素の意義についてレクチャーを行い、それぞれの対象者が興味関心を示すアプローチについて検証した。検証の対象者は国内企業に勤務するビジネスパーソン、地域の環境シンポジウムに参加した一般市民、ゼミで都市建築について学ぶ大学生、環境問題に関心がある中学生の4者であり、それぞれの情報リテラシーに合わせて教材を作成し講義を行った。 その検証結果として、各対象者の反応状況と興味を示した講義内容について紹介するとともに、啓発に有効な気付きを与えるアプローチを考察した。 検証を進める上で、環境問題を自分ごと化させるためには、対象者のインサイトに内在している「社会に対するコミットメント意識」が関係して有機的に結びつく必要があると気付いた。啓発活動を有効なものとするためには、対象者の情報リテラシーに合わせる事前準備だけではなく、対象者のインサイトまで推察しておく必要がある。 本研究がカーボンニュートラルを啓発する活動の一助となれば幸いである。 |
キーワード : カーボンニュートラル 脱炭素 啓発活動 |
ページ数 : 表紙1 + 本文13 |
ファイルサイズ : 2185KB |
>戻る