学会員のワーキングペーパーの |
日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.9 No.16 |
企業の利他的活動と時価総額・生産性率の関係 |
ボランティアが企業にもたらす価値を科学的に検証 |
角谷 浩 電通のラボ「カーボンニュートラル特命班」代表 |
発行:2023年07月19日 更新:2023年09月09日 |
分類 : コラム |
要約 : 2010年より民間児童養護施設にて有志メンバーと実施していたボランティア活動について、2022年 Forbes JAPANから依頼があり活動内容を寄稿した。その掲載による予想外の読者からの反響を受け, Forbes JAPANと共同で「企業の利他的活動と企業価値の関係を科学的に実証する」という仮説検証を行った。ESG専門のシンクタンク「サステナブルラボ」へデータ分析を依頼。その調査結果と考察が2023年4月Forbes JAPANにて発表された。社員の利他的活動と企業の時価総額・生産性率の間には強い相関関係が存在することをデータから実証するとともに, 社員が自発的な意思を持ち社会貢献を行う企業において特にその傾向が強いという事実を発見した。 我々が児童養護施設の現場で得た実践知とともに研究結果について紹介する。企業経営にサステナブルとウェルビーイングが求められる時代に, この研究結果が新たな企業経営のヒントとなることを祈念する。 |
キーワード : CSR 利他的活動 ボランティア Well-being 企業価値 |
ページ数 : 表紙1 + 本文14 |
ファイルサイズ : 2742KB |
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