ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
SNSによる自撮り文化の醸成 |
大谷 光一 武庫川女子大学情報メディア学科 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は,近年急速に発展し,個人が情報発信するだけでなく,情報を収集・共有するには欠かせない手段となっている.SNSの黎明期では,テキスト入力を相互に行い情報交換を行っていた.文章を作成し,相手に読ませる内容をあらかじめ準備したり,共感を呼ぶような物語展開なり,エピソードが必要であった.文章作成スキルが求められ,意図した内容が伝わらず,「炎上」するケースも見受けられた.しかし,近年スマートフォンの普及に伴い,(プロカメラマンでもない)個人が,画像をその場で撮影,加工し,情報共有まで可能になった.画像による情報交換を意識したSNSである「Instagram」が登場するとともに,投稿者自身を撮影した「自撮り」行為が世界中に拡散された.2013年には,オックスフォード英語辞典でその年を代表する言葉として,自撮りを意味する「selfie(セルフィー)」が選ばれている. 日本人と「自撮り」はなじみが深く,「自撮り棒」を発明した国であり,「プリクラ」文化を生み出した国でもある.「自撮り」アプリを比較を行い,ユーザーが求める機能とは何か考察を行った. |
キーワード : SNS 自撮り 情報発信 |
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