ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
観光PR動画と消費者行動の関係 |
ユーモアと疑似体験が広告態度と購買意図に及ぼす影響 |
青田 智樹 富士ソフト株式会社 |
菊谷 昌由 日本製薬株式会社 |
小林 貴裕 日清オイリオグループ株式会社 |
坂本 克也 株式会社良品計画 |
佐藤 広教 株式会社三菱UFJ銀行 |
福田 哲也 雪印メグミルク株式会社 |
薗部 靖史 東洋大学 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究の目的は,ユーモアと疑似体験という2つの要素が観光PR動画視聴者の広告態度・購買意図に与える影響を明らかにすることで,効果的な動画広告を実現するための手法を明らかにすることである。本研究の調査方法として,4つの地方自治体にインタビュー調査を実施した。調査の結果,ユーモアが高い動画は視聴者の関心を引くこと,疑似体験の高い動画は視聴者にとって具体的で分かりやすいことが明らかにされた。 さらには,ユーモアが高いと広告態度は高くなるが購買意図は高くならない,疑似体験が高いと広告態度も購買意図も高くなるという仮説を提起した。これらを検証するためにアンケート調査を実施し2要因の分散分析を加えた。その結果,これらの仮説は支持された。したがって,経験財である観光においては,「動画視聴者がまるでその場所に行ったような気持ちになる」という疑似体験が,ユーモアと比較してより有効な手法であるという結論を得た。 |
キーワード : 観光PR動画 ユーモア 疑似体験 広告態度 購買意図 |
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