ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
医療共生プロジェクト(2) |
未来の医療サービスのデザイン |
吉橋 昭夫 多摩美術大学 情報デザイン学科 准教授 |
長田 純一 日本電気株式会社 |
稲舩 仁哉 日本電気株式会社 |
浜崎 千賀 医療法人社団KNI |
亀田 佳一 医療法人社団KNI |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 「未来の医療サービス」をテーマにした「サービスデザイン」の共同プロジェクトについて報告する。プロジェクトの目標は,医療機関,美術大学,ICTメーカーを中心とした共創活動によって八王子市を事例に未来の街のかたちを描き,医療を起点とした生活総合サービスの姿を示すことである。まずシナリオプランニングの手法で未来の街のシナリオを描いた。そのうちのひとつのシナリオを元にして具体的なサービスアイデアを検討した。サービスアイデアの展開は、学部3年生の演習授業として実施した。 未来の街として「2035年の八王子市」を想定し,「メディカルランド:民間主導により日常生活の中に健康知識が溶け込み発展する世界」のシナリオをベースにしてデザインを進めることとし,医療者や市民など様々なステークホルダーと関わりながらサービスを考案した。市民が集まるイベントでのアイデア発表と意見聴取,病院でのフィールドワーク,医療関係者へのインタビュー,イベントでの試験的な出店,中間発表会での医療者からの助言などをおこなって,詳細なサービスをデザインしていった。プロジェクトの成果として新しい経験価値を提供する様々な医療サービスを提案した。 |
キーワード : 医療マーケティング 価値共創 サービスデザイン |
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