ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
「King of Glory」におけるバズの影響 |
WENG YANG 法政大学 経営学研究科 |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究は、バズの誘発が消費者の心理と行動に影響を与える有効性について、検証を試みものである。バズ(buzz)は「あらゆる時点における特定の製品や企業に対するコメントの合計」とされる(ローゼン2002)。近年以来、バズを誘発するマーケティング手法、いわゆるバズ・マーケティングは大きく注目されている(濱岡2007)。現在中国における一番の話題の「King of Glory」はバズ・マーケティングをうまく利用されている一例だと考えられる。「King of Glory」は中国のIT企業、テンセントによって運営されているモバイルゲームである。QQやWeChatなどのSNSアプリと連携され、バズ・マーケティングの要素を多く取り入れた「King of Glory」は現在デイリーアクティブユーザー(DAU)は800万人を達成し、一月の売上は30億元(約490億円)に達しているという。 そこで、本報告では「King of Glory」を事例とし、例え友人紹介キャンペーンなどのクチコミ広める方法が消費者の心理、行動にどのように影響を与えたのかについて、半構造インタビューによる定性的調査と、質問票調査による定量調査を通して考察を行う。 |
キーワード : バズ・マーケティング マーケティング・コミュニケーション 消費者行動 |
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