ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス 
広告メッセージの改行位置が広告効果に及ぼす影響の実証研究
村田 栞
名城大学 経営学部 学生
発行 : 2026年02月28日
分類:U24ポスターセッション
報告要旨 :
本研究の目的は,広告における改行という形式的要素が,消費者の購買意向に与える影響を明らかにすることである。改行は読みやすさを高める一方,意味的な区切りと一致しない場合には違和感を生じさせる。流暢性や不流暢性に関する研究は多く行われてきたが,広告表現における改行位置の効果を直接検証した研究は少ない。そこで本研究では,改行を意味内容とは独立した形式要素として捉え,異なる心理プロセスを通じて広告受容の段階に影響し,最終的に購買意向に作用すると考えた。二つの実証研究を通じて検討した結果,適切な改行は知覚流暢性および概念流暢性を高め,広告態度を通じて購買意向を促進することが示された。一方,違和感を伴う改行は新奇性や期待,ユーモアを喚起し広告興味を高めたが,購買意向は促進しないことが明らかとなった。これらの結果は,広告表現における不流暢性が必ずしも行動意図に結びつくとは限らず,影響が及ぶ段階が異なる可能性を示唆している。本研究は,改行という操作可能な表現要素を独立した分析対象として位置づけ,流暢性と不流暢性の両側面から広告受容を捉える点で学術的意義を持ち,広告表現設計に対して実務的示唆を提供する。
キーワード : 改行位置 処理流暢性 違和感 広告表現


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