ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
ラグジュアリー・ブランドの構成要素に関する先行研究のレビュー |
-今後の研究計画に向けて- |
三浦 卓己 株式会社SKYTREK コーポレート本部 |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : ラグジュアリー・ブランドの定義は研究者間で受け容れられている確固たる定義や明確な概念規定は無いものの、研究者および実務家共に、おおよそ一致した構成要素が挙げられる。Kapferer(2017)はラグジュアリー・ブランドの構成要素として稀少性(専門的技術、伝統)、排他性、名声、創造を挙げている。更にラグジュアリーは長期的な視点でマネジメントされ、多くのブランドは100年以上の歴史を持ち、無形で特別な価値の重要な一部である伝統に注意を向けると論じている。 しかし、近年ラグジュアリー・ブランドの構成要素である長い歴史と文化を要していない企業がラグジュアリー・ブランドの地位を確立している場合が見受けられる。 そこで、本研究では基礎的考察として、ラグジュアリー・ブランドの定義と構成要素について論じている先行研究をレビューした後、ラグジュアリー・ブランドの構成要素である伝統・文化に乏しい企業を挙げ、具体的な検証は今後の研究計画にて取り組みたい。 |
キーワード : ラグジュアリー・ブランド リシャール・ミル 歴史・文化 |
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