ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
採用活動は企業ブランド構築の入り口。 |
企業に一貫性を生み出し、競争力を上げるメカニズム。 |
深澤 了 むすび株式会社 代表取締役 |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : ブランド構築とは、社内外へのビジョンの浸透そのものであり、理念と戦略と現場の一貫性が企業経営において重要であることは戦略論の視点からも言及されている。さらにビジョンの社内共有を推し進めると、他の指標も連動し、企業の業績を押し上げることは、統計的調査でも相関が出ている。だとすれば、採用段階で理念に共感する人を集められれば、社内のビジョン共有度は上がり、業績も上がりやすくなるはずである。そうなると、採用広報はターゲットを絞った企業広報そのものになる。しかし一方で、現在の採用は母集団至上主義に偏り、ただ集めることだけに集中し、そこから面接して選ぶ手法が一般的だ。自社の理念や価値観をコミュニケーションの早い段階から提示し、共感した人を採用しようという動きはまだ少ない。しかしそれを行えば、大企業と競合しても、自社に入社する決断を下してくれる人たちは確実に現れる。採用という場が企業ブランド構築における入り口であるということを、ブランド論の視点と、採用活動の現場の実態、またここでしか公開できない事例を用いて発表する。 |
キーワード : 企業ブランド ブランド戦略 採用 採用広報 ビジョン |
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