ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
自治体と住民のエンゲージメントの見える化 |
-東京都清瀬市での取り組みを事例の紹介- |
高橋 祥 株)U’eyes Design 研究員 |
竹中薫 株)U’eyes Design 研究員 |
染谷栄一 十文字学園女子大学 特命教授 |
北村翔平 サッカーのまち清瀬推進協議会事務局 |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 昨年報告した「ブランド・エンゲージメント・スコア」(旧「カスタマー・トラスト・スコア」,以下BES)を,自治体における住民サービスの改善に応用的に活用した事例を紹介する。 BESは,我々が開発した「満足度(機能/情緒)」「推奨意向(積極的/消極的)「継続意向(指名/候補)」「参加意向(能動的/受動的)」「信頼度(信用/共感)」の5項目10の質問からなる指標である。 東京都清瀬市では,「サッカーのまち清瀬推進事業」の一環として,子育て世代2000名に対し,行政サービスの認知度や活用度,暮らしの満足度や子育てに対する不安に加え,BESの質問項目を合わせてアンケート調査を実施した。 回収したアンケート結果を,BESの回答傾向を元にクラスタリングし,分類された3つの住民タイプごとに,行政サービスや子育て不安などの回答傾向を分析していくことで,住民の行政に対するエンゲージメントを高めるための改善ポイントを導出していった。 本報告では,調査・分析のプロセスを具体的に示すことで,メタ指標としてのBESの活用方法を紹介するものである。 |
キーワード : エンゲージメント ブランド 住民サービス 参加 信頼 |
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