ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
地域プロジェクトが生み出すコミュニティシフト |
~地縁とご縁が結ぶ機会づくり~ |
藤川 遼介 (株)APITEC 代表取締役社長 |
中谷 翔 福井県南越前町 地域おこし協力隊 |
発行 : 2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究は,地域の特色を活かしたプロジェクト立案が市民を巻き込んだ新たなコミュニティ形成に結びつき,持続的な地域活動として発展するコミュニティシフトについて検証する。 今回の検証は,地域に根差した持続性のあるプロジェクトを生み出すため,「いかにして市民を巻き込むのか」ということをテーマとした事例報告を行う。 具体的な地域プロジェクトの事例は,農家と大学生の連携から生まれた山形県朝日町,市民活動が市政を動かした茨城県筑西市,大学との連携事業として実施した千葉県君津市,ゲストハウス及びコミュニティ拠点づくりを実施する福井県南越前町,子どもの体験プログラム受け入れを実施した滋賀県野洲市,ボランティアツアーを受け入れた京都府南丹市などである。 地方創生活動は,ここ数年で,「中長期のビジョン設計に成功し,持続的な地方創生活動に成功した地域」・「単発の取り組みに成功したものの地方創世活動を持続させることが困難になってしまった地域」・「地方創生活動のブームに乗り遅れた地域」の3パターンに分類されたといえる。 今回の研究によって,地域コミュニティ形成の新たな提案に繋がることを期待する。 |
キーワード : コミュニティシフト 地方創生 市民活動 インバウンド COC |
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