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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
| 新規事業開発に従事する個人のパーソナリティと創造的活動に対するエンゲージメントとの関係 |
| 土山 和華子 (株)リコー デジタル戦略部 |
| 下郷 雅子 (株)リコー デジタル戦略部 |
| 大塚 愛子 (株)リコー リコービジネスサービスBU |
| 川口 敦生 (株)リコー デジタル戦略部 EX |
| 徐 文臻 一橋大学 大学院経営管理研究科 講師 |
| 古江 奈々美 同上 |
| 発行 : 2024年12月17日 |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 創造的活動における活動サイクルCreative Processがあり, その取り組みの熱中度はCreative Process Engagement(CPE)と呼ばれている。CPEが高いと質の高い創造的活動ができると報告されている。本研究は,創造的活動を常に実施している新規事業開発に携わる従業員に着目し,個人のパーソナリティがCPEとどのような関係にあるかを明らかにすることを目的とする。新規事業開発部署に属する計117人に対し,現業務と架空の業務のそれぞれに対するCPE,Big5,制御焦点に関する項目についてアンケート調査を実施した。性格特性に基づいたクラスター分析を行い,3つのクラスター間のCPEを比較した結果, 開放性(新しいことを提案する意欲が高い),外向性(社交的で話好き),促進焦点(成功志向)、予防焦点(責任感が強い)の性格特性を有するクラスターの労働者のCPEが高い傾向があることが明らかになった。加えて, それぞれのクラスターに属する従業員への半構造化インタビュー調査を実施し, 定量調査の結果の裏付けと解釈の深堀を試みた。本研究は労働者本人の特性や成果を考慮したマネジメントや採用業務といった,創造性を高めるための人的資源管理に貢献できると考える。 |
| キーワード : CPE パーソナリティ Big5 制御焦点理論 創造的活動 |
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