ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
高齢者の社会的ネットワークと快楽消費の関係性についての考察 |
下古立 万里乃 一橋大学大学院 経営管理研究科 修士課程 |
発行 : 2024年12月17日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究では、高齢者の消費行動と高齢者の持つネットワークの関係性について考察をする。 高齢者に対する現在の企業のマーケティングは一定以上の年代を一括りに「高齢者」「シニア」とするなど、高齢者の消費行動について十分に理解されているとは言えない。消費が活発な高齢者のセグメントを明らかにできれば、企業のシニアマーケティングはより進むと考えられる。本研究では高齢者のネットワークと消費の関係に着目し、セグメンテーションを考察することが目的である。高齢者と他世代との違いの特性として、「社会的役割の喪失」や「人的ネットワークの喪失」を多く経験しているという点があげられる。本研究の調査では、特に「高齢者の持つ社会的ネットワーク」に着目し、高齢者の快楽消費行動の傾向についてインタビュー調査を通して明らかにする。そのうえで、調査結果に基づき、高齢者の社会的ネットワークに基づいてセグメントを考察する。研究で明らかになったことを、企業が高齢者に対するマーケティングに活用していくことで、高齢者の消費を活性化し、最終的には日本全体の経済活性化に寄与することを目指す。 |
キーワード : 高齢者 社会的ネットワーク 快楽消費 シニアマーケティング |
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