ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 
消費者の心的イメージ能力がカテゴリー不確実な製品の情報処理に与える影響
小崎 健伸
愛知大学 経営学部 学生
発行 : 2024年12月17日
分類:U24ポスターセッション
報告要旨 :
「カテゴリー不確実な新製品に直面した消費者が推論に使用するカテゴリーの説明・予測」をテーマとした消費者行動領域の既存研究には,言葉による定義的説明の「概念的手がかり」によって示唆されるカテゴリーが優位になるとする報告(e.g.Noseworthy and Goode, 2011)と,視覚やイメージの情報など「知覚的手がかり」によって示唆されるカテゴリーが優位になるとする報告(e.g.Gregan-Paxton et al., 2005)が存在し,「相対的診断性(relative diagnosticity)問題」として立ち現れている。しかしながらこれらの先行研究では消費者という大きなくくりで議論がなされており,その背後の個人で異質なメカニズムを検討した例は数少ない。そこで本研究では実際のカテゴリー不確実製品を対象に調査を行い,概念的手がかりと知覚的手がかりの相対的診断性が「消費者のイメージ処理能力」という認知心理学領域の個人特性変数によって一定程度規定され,消費者間の異質性を生み出している可能性を検討する。
キーワード : カテゴリー不確実性 マルチプルカテゴリー製品 心的イメージ 消費者特性 カテゴリー推論


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