ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
評価型コンジョイント分析を用いたSDGs製品の価値探究 |
荻野 祐己 新潟大学大学院自然科学研究科博士前期過程 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 持続可能な生産が世界的に重要視されるようになる中で、2022年、新潟県内の複数の企業によってSDGs製品を取り扱う組合が発足した。同組合による第一弾の取り組みとして、県内で発生したコーヒーかすを用いて制作したマグカップを試験的に販売し、反響を得た。結果、再生材を活用した製品に興味を持つ消費者が一定数存在しており、SDGs製品を取り扱う意義を認識した。しかし多くの消費者がその価値をどの程度感じているかは未知数であり、それを把握することは今後の継続的な開発において重要な点と考える。 そこで本研究では、消費者が製品におけるSDGs要素に対してどの程度価値を見出しているのかを明らかにすることを目指した。具体的な分析として、組合の製品であるマグカップを対象に、消費者にアンケート調査を行い、評価型コンジョイント分析を実施した。マグカップの評価の構成要素は、主要な販売サイトで取り扱われるマグカップのレビューを計量テキスト分析を用いて解析したうえで導出するとともに、SDGsにかかる環境貢献と地域貢献の要素を追加した。 この分析により得られた結果をもとに、SDGs製品にかかるマーケティング施策の方向性を提示する。 |
キーワード : SDGs コンジョイント分析 計量テキスト分析 |
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