ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
売り切れ前は購買を誘因するのか |
販売チャネルと商品タイプに応じた最適な在庫量 |
山岸 愛梨 名城大学 経営学部 学生 |
稲垣 鮎美 同上 |
加茂 雅哉 同上 |
大出 風杜 同上 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本報告の目的は,商品在庫量(6段階),販売チャネル(店舗/オンライン),商品特性(快楽的/功利的)を比較し,購入を促進する最適な組み合わせを探ることである。 先行研究によれば在庫が枯渇すると購入意向が高まる(Erica, Rik & Marcel, 2009)が、在庫を追加すると販売可能性が高まることも報告されている(Gerard, Santiago & Marcelo, 2017)。棚ベースの希少性は功利的商品の購入を促し快楽的商品の購入意向を抑制する(Dheeraj & Himanshu, 2023)ため,商品特性によって適切な在庫量があると推測した。また店舗販売だけでなく近年増えたオンライン販売も対象とすることにした。 本研究では,オンラインと店舗における快楽的商品と功利的商品に対する購入意向と在庫減少の関係及び,購入意向を媒介する要素を分析する。 先行研究では在庫量が2段階のみで店舗だけを対象としていたが,本研究は在庫量を6段階にしオンライン販売も対象とした点で新規性がある。本研究の学術貢献は販売チャネルと商品特性により在庫量が需要に与える影響が異なることを示すことにあり,実践貢献は商品特性や販売チャネルに応じた新しい在庫管理の提案ができることである。 |
キーワード : 在庫量 希少性 販売チャネル 功利的商品 快楽的商品 |
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