ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
日本におけるiPhoneシェア率の高さに関する研究 |
ACR/exデータ分析から見えてきたこと |
関屋 百々花 一橋大学 社会学部 学生 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 他国と比較して,日本はiPhone(iOS)のシェア率が高いことで知られている。その人気の理由については,iPhone(iOS)の性能面やデザイン性が日本市場で高く評価されていることに起因すると考えられるが,「他の人と同じものを持っていれば安心だ」といった消費価値観も影響している可能性があり,これは,「空気を読む」といったそもそもの日本人の国民性とも関係していると捉えられるかもしれない。従って,本研究では,スマートフォンの機能やコストの違いに限定せずに,既存の所有者の消費価値観などの幅広い違いに着目しながら,日本におけるiPhone(iOS)人気の理由に迫ることを目的とする。本研究では,まずiPhone(iOS)とAndroidの提供価値の違いについて質的に整理した上で,生活者の意識・態度や製品の所有状況等を多角的に捉えたACR/exデータを用いて比較分析を行い,iPhone(iOS)ユーザーとAndroidユーザーの属性の違いや,消費価値観の違いについて探索的に明らかにする。その結果を踏まえて,iPhone(iOS)ユーザーの特徴と日本の国民性との関係性についての議論・考察を行う。 |
キーワード : iPhone 消費価値観 日本の国民性 ACR/exデータ |
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