ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
生成AIによる企業のマーケティング戦略への影響 |
坂口 裕 スペラネクサス株式会社 |
内賀嶋 美貴 株式会社良品計画 |
深瀬 貴央 サミット株式会社 |
萬代 雅紀 株式会社みずほフィナンシャルグループ |
松沢 智仁 公益財団法人日本生産性本部 |
西川 英彦 法政大学 経営学部 教授 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究の目的は,生成AIが企業のマーケティング戦略に,どのような影響を与えるかを明らかにすることである。近年,ChatGPTに代表される生成AIが広く普及し始め,企業で多様な活用がなされている。しかし,生成AIは急速に普及し始めたばかりで,現状どの業界もその有効な活用方法を検討・探索している状況である。研究においても,昨年より国内外で多くの研究が実施されているが,企業のマーケティング戦略に与える影響は議論されていない。従って,その解明のために,本研究では日経テレコンのデータをもとに生成AIの企業の活用状況について整理した上で,該当企業に半構造化インタビューを実施した。その結果,「人間代行型」(人間の仕事をAIが代わりに行い効率化)と「人間拡張型」(人間ができないことをAIが実現,あるいは補完することでアウトプットの質を高める)という生成AIの役割と,「汎用型」(一般データをもとに生成)と「特化型」(顧客独自データをもとに生成)という生成データの参照元といった2軸で企業の生成AIの活用を4象限に分類することができた。この4象限をもとに,企業のマーケティング戦略への影響を提言する。 |
キーワード : ChatGPT Stable Diffusion システマチックレビュー エキスパートサーベイ 半構造化インタビュー |
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