ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
長野県辰野町の地域ブランド「極・辰野」の現状評価と考察 |
地域活性化のマーケティングフレームでの分析 |
伊藤 雄太郎 青山学院大学大学院 MBA課程 |
福井 洋 同上 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 2022年から事業が企画され、商品開発・拡販を開始した長野県辰野町の新しい地域ブランド「極・辰野」について、地域活性化のマーケティングフレーム(宮副,2014)に基づき現状評価を行い活性化の特徴及び課題を明らかにするとともに、その実現要因及び改善の方向性を考察した。 その分析視点は、以下の8項目である。①長野県辰野町の地域価値コンセプトはどのようなことであるか、②「極・辰野」は、そのコンセプトを踏まえたモノづくり(産品開発)であるか、③地域資源のどの要素に着眼し、④どのように編集されたものであるか。また⑤地域価値の伝達(PRコミュニケーション)、⑥地域価値の提供(販売チャネル)はどのような展開か。⑦その担い手、⑧その活性化の効果はどうかの観点で評価し現状を明らかにした。 「極・辰野」は、辰野町の既存の地域ブランドと違い、東京の企業と連携し取り組まれ特徴がある。一方で長野県は県内に強力な情報発信と既に高い評判を得ている地域が数多くあり、その競争環境の中でいかに独自性を打ち出し、他にない強みを生かしたチャネルを確保するかの課題(その解決での可能性も含め)を見出すことができた。 |
キーワード : 地域活性化のマーケティング 地域資源と地域価値 東京の企業との連携による活性化 |
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