ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
孤独な人はどんな製品を選択するの? |
~製品特性の違いによる孤独な人の製品選択・購入時における感情についての実験~ |
柴田 愛沙 名城大学 経営学部 学生 |
飯尾 慎太郎 同上 |
鈴木 雅人 同上 |
棚橋 乃彩 同上 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:U24ポスターセッション |
報告要旨 : 本報告の目的は,孤独を感じる消費者が選択する製品特性とその製品の購入時の感情を明らかにすることである。 近年,高齢者だけでなく若年層にも孤独を感じる人が増加している。孤独は他者とつながることで対処することが可能であるが,著しい技術の発展により他者と直接つながることなく生活をすることのできる社会へと変化している。そのため,孤独に対処しようとしてもうまく対処できない状況になりつつある。これにより孤独が深刻化し,精神的・身体的に影響が及ぶ場合もある。よって,孤独に対処することは緊急性のある課題といえる。 孤独を感じる人が増加しているが,いつの時代でも人が一人で生きていくことはできず,誰かの生産物を消費して生活をしている。このことから,急速に増加する孤独がどのように市場に影響を及ぼすのかについて製品特性に注目し研究する。具体的には,一般的な製品の分類としての快楽的製品・功利的製品に加え製品の温度により,孤独を感じる人の購買意欲,購入することの喜びがどの程度であるのかについて実験し,学術的貢献を提示すると共に,実務的貢献も提示する。 |
キーワード : 孤独 消費者心理 快楽消費 感情 |
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