ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
SFA(営業支援システム)の有効性に関する検討 |
アンケート結果からの考察 |
藤井 隆行 旭化成株式会社 デジタル共創本部 |
譽田 正宏 旭化成株式会社 デジタル共創本部 |
中島 信也 旭化成株式会社 デジタル共創本部 |
石川 栄一 旭化成株式会社 デジタル共創本部 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 背景と目的:旭化成では情報管理・共有を通じて効果的な営業活動を実践する為にSalesforceの展開を進めている。導入の有効性及び活用高度化に向けた施策を検討する為に,利用者に対してアンケートを行った。方法:2022年5月に国内ライセンス保有者(1355人)を対象にWebアンケートを行い,回答を分析した。結果:対象者のうち392名(29%)から回答を得た。うちシステムの利用者は317名(81%)であった。利用者の利用目的は「情報閲覧164名(52%)」,「情報入力153名(48%)」であった。有効性に関する質問(満点5点)に対する回答の全体の平均は3.9であった。また,有効性を目的変数とした多変量解析を行い,「情報へのアクセス(対数価値23.1)),「不明点の解消(対数価値6.3)」,「業務量(対数価値2.9)」3点の寄与度が高い事がわかった。考察:旭化成においてSalesforce導入の一定の有効性が確認できた。Salesforceを有効なツールと認識してもらうためには,情報アクセスの寄与度が高い事が示唆された為,入力情報の整理,運用時のデータ活用に焦点を当てた施策を進める事が有効である。 |
キーワード : SFA Salesforce アンケート |
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