ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
中国における日本製緑茶飲料の消費者嗜好およびプロファイル |
大山 シンイ 東京理科大学 創域理工学部 学生 |
徐 維那 東京理科大学 講師 |
発行 : 2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 日本産の農産物の品質が国際的に注目されている現状を踏まえ,特に緑茶の輸出が増加している。本研究は中国市場に焦点を当て,日本製の緑茶飲料の消費者嗜好とセグメントを分析し,これに基づくマーケティング戦略を提案することを目的とする。そのため,中国在住消費者を対象にオンラインサーベイを実施し,因子分析を用いて影響要因抽出を行い,潜在クラス分析を用いてセグメンテーションを行った。因子分析の結果,消費者の嗜好やニーズは「健康意識」「日本文化への興味」「購入頻度」という3つの要因にまとめられた。一方,潜在クラス分析により,「トレンド志向」と「効用重視」という2つの異なる嗜好グループに分類された。以上の結果から,流行に敏感であるトレンド志向型と品質・価格など重視する雇用重視型の消費者が日本の緑茶飲料を好んでいる可能性が示唆された。とこの研究から得られた結果をもとに,消費者の健康意識や日本文化への興味,購買行動などをより深く理解し,異なる嗜好グループに対して適切なマーケティング戦略を立案することが可能である。 |
キーワード : 日本製緑茶飲料 中国 消費者嗜好 セグメンテーション |
>一覧