ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
消費者の文化的価値観が古着の購買動機に与える影響 |
石川 昂弥 立命館大学 経営学部 学生 |
山田 和輝 同上 |
江本 彩乃 同上 |
大西 莉叶 同上 |
谷内上 美里 同上 |
発行 : 2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 多様性がうたわれる現代では,個人の消費者行動も多様化していると言えるだろう。その一つとして,古着の購買行動が挙げられる。中古品の消費は近年増大しており,古着を購入する消費者も増加の一途をたどっている。その一方で,当然ながら,新品の洋服を好む消費者も存在する。それでは,なぜ,消費者は,古着を購買するのであろうか。古着の購買動機について,先行研究では,経済的動機やファッション的動機に着目してきたが,消費者の文化的価値観による効果を検討した研究は未だに存在しない。そこで,本研究は,古着の購買動機に対して文化的価値観が与える影響を探究する。文化的価値観の測定にはホフステードの価値観尺度を基に開発されたCVSCALEを採用した。この尺度は,個人ごとの文化的価値観を測定することができるため,消費者ごとの価値観に着目している本研究が採用するには適切であろう。実証分析に際しては,消費者に対するアンケート調査を通じてデータを収集した。分析の結果,古着の購買動機と個人ごとの文化的価値観との関連性を見出すことに成功した。 |
キーワード : 古着 文化的価値観 CVSCALE 購買動機 |
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