ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
サステナビリティの潮流とマーケティングに求められる変化 |
サステナブル・マーケティングの定義の検討 |
青木 茂樹 サステナブル・マーケティング研究会 |
江戸 克栄 県立広島大学大学院 教授 |
原 裕 (株)メンバーズ 執行役員 |
萩谷 衞厚 (株)メンバーズ EMC推進室 |
加藤 佑 ハーチ(株) 代表取締役 |
砂川 和雄 キャスレーコンサルティング(株)代表 |
黒岩 佳加 キャスレーコンサルティング(株) |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 経済活動において,これまで主として企業は生産・流通に関わり,生活者は消費を行い、消費後の廃棄物の回収・焼却については行政が対応してきた。経済活動が促進されるほど,企業は無尽蔵に埋蔵資源を掘り続け,空気や水などの資源を無料で利用し,地球環境や自身の関わらない地域社会に外部不経済を与えてきた。 このことは地球環境や社会にダメージを蓄積させることとなり,気候変動,生物多様性の損失が発生し,人類の技術では制御することができないリスクが生まれている。脱炭素化で経済ルールが変わり,このルールに適合しないとマーケットからはじき出され得る。今,SDGsをはじめとしたサステナビリティへの転換が国,企業,NPO・NGO,個人に求められている。 この時,企業活動はどのように方向展開し,サステナビリティへの転換を進めるべきであろうか。サステナブル・マーケティングとは「地球環境の再生および社会的公正を実現し,全ての人々のウェルビーイングと社会全体の持続可能な繁栄をもたらすために,顧客をはじめとする多様なステークホルダーとの共創関係を通じたイノベーションにより価値を創造・提供する活動を指す」と我々は考えている。 |
キーワード : 再生(Regeneration) ウェルビーイング(Well-being) 繁栄(Prosperity) 多様性(Diversity) 共創(Collaboration) |
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