ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
中小B to B企業による商品企画を通したプロモーション戦略の実践とその効果検証 |
坂田 隆文 中京大学 総合政策学部 教授 |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 近年,一般消費者を顧客としないBtoB企業による消費者向けプロモーションが増加傾向にある。これは,自社の知名度や技術力に関する情報を広く知らしめることで営業活動に反映させようとしたり,採用効果をあげようとするなど一定の目的があることが背景にある。しかし,中小企業の場合,数百万~数千万,時には数億円をかけたテレビCMのような大規模プロモーションを行うことは困難である。そこで本報告では,愛知県春日井市にある従業員6名の塗料製造・加工会社が産学連携によるBtoCの商品企画を行ったことによっていかなるプロモーション効果を生み出したのかについて,その実際の活動の流れと成果について紹介する。そこで確認されることは,第一に、BtoB企業がBtoC商品を企画するという商品企画の在り方である。産学連携活動の一事例としても理解できるだろう。第二に,このような活動が同社にもたらすプロモーション効果の可能性である。BtoB企業というのは一般的には話題にあがりにくい。特に中小企業であればなおさらである。しかし,それがBtoC商品を扱うことになれば比較的話題にあがりやすくなることがあるのだということが理解できるだろう。 |
キーワード : B to B 商品企画 産学連携 プロモーション 効果検証 |
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