ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
オンライン空間は共創空間を超えられるのか? |
-株式会社オカムラ中部支社のCue Dream PJによる価値共創の可能性- |
今永 典秀 名古屋産業大学 経営専門職学科 准教授 |
小倉悠希 株式会社オカムラ |
河田佳美 同上 |
久岡伸功 同上 |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 株式会社オカムラの中部支社は、共創空間としてOpen Innovation Biotope“Cue”を提供し、コミュニティマネージャーが中心となりステークホルダーが介する「対話の場」を実現した。一方、新型コロナウィルス感染症の拡大による社会変化により、対面の対話の場の実現が困難に陥った。そこで、2020年度からプロジェクトチームで企画設計し、「オンライン環境を活用する共創の場の可能性」の実証研究を行い、未来に向けた対話のあり方の可能性を模索し、2021年2月から半年間「Cue Dream Project」を試行した。10のドリームオーナーをHPに掲載し、動画を含めた広報と、オンラインワークショップの募集・実行・結果報告を行なった。コミュニティマネージャーによるサポートによってオンライン環境でも、異なる利害関係者が集まりプロジェクトの進捗に向けた共創が実現した。オンラインワークショップ実現時のファシリテーターや、ドリームをサポートして実現に向けた助言を果たすメンターの役割や、ドリームオーナー同士や他のプレイヤーとの協働を促すコーディネート役や、活動プロセスを可視化して発信する広報の役割が重要であることが示唆された。 |
キーワード : 価値共創 CSV 協働 コミュニティマネージャー |
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