ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
健康行動とCOVID-19流行前,流行初期における購買の特徴および変化について |
塩田 藍 同上 |
山内 慶太 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : COVID-19は日常生活に大きな変化をもたらし,購買内容にも影響を与えていると考えられる。本研究の目的は健康行動とCOVID-19流行前,流行中の購買の関連性を検討することである。 健康行動はCOVID-19流行前に取得したデータを潜在クラスモデルにて類型化し,購買特徴はCOVID-19流行前と流行中のデータを潜在ディリクレ配分法によりtopicを生成した。 健康行動は男女ともに積極的,受動的,乏しい,3タイプに類型化された。購買特徴は時期,性別に関わらずインスタント食品topicが生成されたが,他のtopicは異なっていた。健康行動と購買topicの関連は,男性は受動的タイプがCOVID-19流行中に衛生用品を多く購入した傾向がみられ,女性は積極的タイプが時期に関わらず生鮮食品を多く購入し、インスタント食品の購入は少なく,乏しいタイプはその逆の傾向がみられた。女性の積極的タイプはCOVID-19流行前から流行中にかけてインスタント食品topicから他topicへ移行しやすいという結果が示された。 本研究から健康行動により購買特徴、移行のしやすさが異なる可能性が示唆された。 |
キーワード : 健康行動 購買 COVID-19 |
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