ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
人々は真鶴で何をしているのだろうか |
ソーシャルメディアから物語を発見、生成する試み |
春木 良且 フェリス女学院大学 国際交流学部 教授 |
卜部 直也 真鶴町 政策推進課 |
発行 : 2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 日本の地域PRは、自然、食べ物、祭事、人情などが主要な訴求要素であり、差別化要素が見出しにくい。そのため、地域PRにおいては、しばしば物語型コンテンツが用いられる。物語を用いた情報伝達には、受け手側の認知や共感を高めるといった効果があるとされている。しかしどういう物語を生成、記述するかといったことに関しては、人間の感性、創造性に依存する部分があり、自動化、一般化することは難しい。 本研究では、特定の対象に関する、SNS(Twitter)での表現に着目する。人々のTweetを集約、分析することで、多くの人々による、対象に纏わる物語性が出現するのではないだろうか。こうした仮説に基づき、神奈川県真鶴町に関するTweetを収集した上で、テキストマイニングによって、この町での人々のエピソードを抽出する。人々の行動や感情などから、その背景にある物語空間を推定していく試みを報告する。これにより、特にコンテンツマーケティングへの貢献を目指すものである。 |
キーワード : 地域PR 物語マーケティング ソーシャルメディア 真鶴町 テキストマイニング |
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