ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
NDBオープンデータを用いた、2040年の地域医療の需要予測 |
平田 智子 川崎医療福祉大学 医療福祉経営学科 講師 |
渡辺 裕一 川崎医療福祉大学 医療福祉経営学科 教授 |
発行 : 2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 研究概要 厚生労働省のNDBオープンデータと国勢調査データを用いて,岡山県2次医療圏の医療需要の将来推計を行う。NDBオープンデータの男女別・年齢別の部位別手術件数データと,岡山県県南西部2次医療圏の人口統計データをもとに,2040年時点の医療需要を推計する。 研究結果 以上の方法によって推計した結果,2040年の岡山県県南西部2次医療圏の医療需要は次のような変化が生じることがわかった。 1.2015年から2040年にかけて,2次医療圏内の人口総数が減少することから,医療需要は減少するが,高齢者数の増加により医療需要の構造が変化すること 2.医療需要が人口の減少とともに減少する部位別手術件数(「心・脈管」,「眼」など)と,逆に増加する部位別手術件数(「耳鼻咽喉科」,「顔面・口腔・頸部」,「性器」)があり,その要因として考えられるのは,年齢構成の変化であること 3.医療需要の推計結果から,地域の将来の望ましい診療科の配置や病床編成を把握することができること |
キーワード : 医療需要の将来推計 NDBオープンデータ 2次医療圏の医療需要 |
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