ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
具体的事例に基づくイノベーションマップ作成の試み |
竹中 薫 (株)U’eyes Design 研究員 |
田平 博嗣 株式会社U’eyes Design 専務取締役 |
発行 : 2016年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 昨今,関心が高いイノベーションについては,解釈が人によって大きく異なり,そのイメージは多様である.そのため,商品の企画や開発の段階において,ステークホルダー間の意識の相違が問題になることが多い。 そこで本件では,各種文献や論文を参考に,イノベーションの定義を構造化し,そこに具体的な事例をマッピングした「イノベーションマップ」を作成した。 このイノベーションマップにより,各企業が目指すイノベーションとは,具体的にどのようなイノベーションなのかについて,コンセンサスを合わせることが容易になる。 イノベーションマップの作成にあたっては,市場の変化,変化の度合い,変化の対象の3つの切り口に着目した。 市場の変化は「持続的」と「破壊的」と定義し,変化の度合いについては,持続的には「漸進的」と「革新的」があり,破壊的には「ローエンド型破壊」と「新市場創造型破壊」があると定義とした。また,変化の対象を「プロセス」,「プロダクト&サービス」,「コンテクスト」の3つとした。 以上の観点で,製造業およびサービス業におけるイノベーションの具体事例を適切にマッピングすることが可能となった。 |
キーワード : イノベーション プロセスイノベーション プロダクト&サービスイノベーション コンテクストイノベーション |
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