ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
企業が支援する国際的・学際的な学術コミュニティへの研究者の参加を促す施策に関する考察 |
小川 淳子 チャイルド・リサーチ・ネット 研究員 |
佐藤 徳紀 ベネッセ教育総合研究所 研究員 |
劉 愛萍 チャイルド・リサーチ・ネット 主任研究員 |
小泉 和義 ベネッセ教育総合研究所 主任研究員 |
榊原 洋一 チャイルド・リサーチ・ネット 所長 |
発行 : 2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 世界の子どもにかかわる課題解決のために,学問領域の壁を越えて意見交換する場として1996年に設立されたチャイルド・リサーチ・ネット(CRN)は,30ヶ国300名以上の研究者・実践者が参加するインターネット上の学際的な「子ども学」研究所であり,企業内の研究所が支援して設立された学術研究コミュニティである。CRNは,子どもに関する研究知見を世界各国から広く収集しウェブサイト上で発信するとともに,国際的な学術交流活動等を通してリアルな議論の場を設定し,その成果を発表することで社会に還元してきた。また,学術的な側面から企業の商品・サービスも支えてきた。 本研究では,オンラインとオフラインの双方を活用したコミュニティづくりの観点から,研究者・実践者の新規および継続的な参加を規定する要因と,その促進に寄与する施策について考察を行った。その結果,参加を規定する要因として,これまでの先行研究で示されたものだけでなく,国際的・学際的な学術コミュニティであるCRNならではの要因があることが明らかになった。本稿では,今後の国際的・学際的な学術研究コミュニティづくりにおいて,CRNの活動から得られた効果的な施策を提案する。 |
キーワード : 学術研究コミュニティ 子ども学 参加促進 研究者 オーナーシップ |
>一覧