ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
パッケージデザインが消費者の心理的反応に与える影響 |
擬人化理論,及び記号論を用いた,ヒューマンピクトグラムを模したパッケージデザインが消費者の心理的反応に与える影響に関する研究 |
大山 祐輝 青山学院大学経営学部マーケティング学科 |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究のテーマは,パッケージデザインが消費者の心理的反応に与える影響である。 メーカーが小売店で製品を販売する上で,パッケージデザインは消費者に対して直接的にマーケティングコミュニケーションを行うための有用な手段の一つである。視覚はパッケージを通した感覚マーケティングにおける五感の中で消費者が最も重視する感覚である。 本研究の目的は,ヒューマンピクトグラムに着目したパッケージのシルエットが消費者の心理的反応に与える影響について研究することである。ヒューマンピクトグラムとは,人型の視覚記号の一つであり,理論的には記号論を用いて,類像的記号に分類される。既存研究では,太った人と細身な人を模したシルエットが、購買検討意向や高級感といった心理的反応に影響する,と指摘されている。 本研究では,性別を表すピクトグラムを模したシルエットデザインを設定し,それが消費者の心理的反応(カテゴライズ、購買検討意向)に影響を与える,という仮説を提示し,シャンプーを題材にした実証研究を行う。本研究は,パッケージデザインについて擬人化理論と記号論の視点から新たな示唆を与える。 |
キーワード : パッケージデザイン 擬人化理論 記号論 心理的反応 |
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