ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
ベンチャー企業の新商品導入広報の営業成果に与える影響についての一考察 |
株式会社コトバノミカタ「読書感想文が,よく書ける原稿用紙。」事例 |
本下 真次 関西学院大学 客員研究員 |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 知名度や資金のないベンチャー企業にとって,広報によるメディア掲載は極めて重要な営業活動である。兵庫県に本社を置く株式会社コトバノミカタは2017年6月設立のベンチャー企業。2014年7月,代表の個人事業としてクラウドファンディングで資金調達し,「読書感想文が,よく書ける原稿用紙。小学生用」を開発,インターネット通販サイトAmazonでの販売を開始した。以後,ラジオ出演,講座などで知名度を上げ,女性起業家交流会での新聞社社員への個別PRから2016年9月29日にデイリースポーツオンラインで記事が掲載された。これにより,Amazon原稿用紙カテゴリーベストセラー1位となり,初版2000部を完売する。会社設立後,改訂版発売のプレスリリースを出し,製造工程で取材を受け,2017年7月9日の神戸新聞朝刊に記事が掲載された。掲載後3日間の販売実績は469部であった。また,7月17日には毎日放送「ちちんぷいぷい」の「ニュースな人」のコーナーで紹介された。放送後3日間の販売実績は1003部であった。これらのメディア掲載・出演後,書店や問屋からの引き合いも複数あり,販路拡大にも成功している。2018年1月には宝塚市の地域ブランド「第4回モノ・コト・バ宝塚」に認定された。 |
キーワード : ベンチャー 広報 メディア 新商品 営業 |
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