ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
SNSの商品画像投稿において,閲覧者に対し背景色が与える希少性 |
飯沼 守輝 法政大学経営学部4年 |
大島 遥 法政大学経営学部2年 |
田中 里奈 同上 |
鶴澤 茉尋 同上 |
宮越 萌美 同上 |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究は,SNSの投稿で商品写真を掲載する際,写真の背景色の濃淡が,閲覧者の希少性知覚に影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とする。 先行研究では,希少性知覚は,対象の有用性が高いほど強ま(Brock, 1992; Verhallen & Robben, 1994)り,明るさが軽さを伝達し,暗さが重さを伝達すると想定された(e.g. Walker, 2012)こと。さらに,有用性は重さの概念と認知的連想を有している(Ackerman et al., 2010)ことを根拠とし,視覚的重さの経験は,当該製品に対する希少性知覚へ影響を及ぼす(外川・平木 2019)ことが明らかにされている。この先行研究ではパッケージカラーで調査しているが,色に視覚的重さを感じることができれば,SNS投稿も同様に,閲覧者の希少性知覚に影響を与えるのではないかと仮説を立てた。実験では,色の濃淡が異なる背景を使用し,対象とした商材(手帳)と共に撮影。その画像をSNS(写真投稿を基本とするInstagramを採用)にアップし,それを使用して定量調査を実施する。そして,SNSの写真投稿がどのように希少性知覚に影響を及ぼすのかを明らかにする。 |
キーワード : 希少性知覚 視覚的重さ 有用性 |
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