ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
Amazonによる流通業界への影響拡大にメーカー・小売はいかに戦うべきか |
消費者はリアルな店舗に何を求めるのか。アマゾンフレッシュユーザーによる都内食品スーパーの評価から耐性指数化を目指し今後の価値提供及び戦略の方向性を探る |
大槻 純一 CMOパートナーズ |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 無人コンビニのAmazon Go、米スーパー大手ホールフーズ・マーケットの買収などアマゾンの快進撃は続いている。書籍でもデス・バイ・アマゾン、アマゾンエフェクト等関連書籍が話題をさらっている。玩具業界の巨人と言われたトイザらス破綻に大きな影響を与えたのがAmazonであると言われている。今後、小売流通業界の未来を考える上でアマゾンの影響は無視できないものとなっている。 では、小売店やそこで商品を売っているメーカーは今後どうすれば良いのか。アマゾンへの耐性を付ける方法を探ることが今回の研究の目的である。書店業界への影響もさることながら、今後の焦点となってくるのが食品小売業界である。2017年4月にAmazon Freshが始まった。Amazonの食品小売業界への本格参入である。2018年5月には、アマゾンジャパンとライフコーポレーションが生鮮食品のオンライン販売で協業すると発表。ますます影響力が拡大していると言えよう。Amazonユーザーの視点から、どのような店舗が評価されるのか、都内の食品スーパーを中心に評価する。経験価値を中心に今後のリアル店舗戦略の一助となることを望むものである。 |
キーワード : Amazonフレッシュ 店舗 消費者行動 小売戦略 経験価値 |
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