ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
ユーザー創造製品の表示が与える効果 |
―消費者のブランドへの認識による影響― |
関 舞奈 法政大学大学院 経営学研究科 修士課程 |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究は,ユーザー創造製品の情報表示と消費者のブランドへの認識との関係について検討することを目的とする。 ユーザーと開発を行うユーザー創造製品は,企業の開発担当による製品に比べて,より新規性が高く,消費者に便益を提供し(Poetz & Schreier, 2012),実際に,高い売上や収益をもたらしている(Nishikawa, Schreier & Ogawa, 2013)。また,ユーザーと開発を行ったという情報を製品と共に表示することで,売上げ成果を高めることができることが明らかになっている(Nishikawa, Schreier, Fuchs, & Ogawa, 2017)。原産国が消費者に明らかにされる場合に,より高い品質と認識される,いわゆる「原産国効果」(Bilkey & Nes, 1982)と同様の効果であると言われている(Nishikawa, et al., 2017)。 しかし,ユーザー創造製品の情報表示に関する研究は数多くおこなわれているものの,消費者がブランドに対して認識しているロイヤルティやステータス,親和性とユーザー創造製品の情報表示の関係は十分に検討されていない。そこで,先行研究のレビューを行い,方法論を検討していく。 |
キーワード : ユーザーイノベーション 原産国効果 ブランドロイヤルティ |
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