ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
「ご当地コスメ」と地方創生 |
大学生の化粧の実態とご当地コスメの訴求価値に関する一考察 |
春木 良且 フェリス女学院大学 国際交流学部 教授 |
割貝 あさみ フェリス女学院大学 国際交流学部 学部生 |
伊地知 咲希 フェリス女学院大学 国際交流学部 学部生 |
発行 : 2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 近年,地方創生が注目されている。地方と言えば,豊かな自然環境に基づく一次産業が中心であり,それらが強調されることが多い。しかしこと都市部の大学生にとって,地方の出来事は馴染みが無く,実感を持って捉えることができない。 報告者は,地方の資源や環境などに根差した,通称「ご当地コスメ」と呼ばれている化粧品に着目をした。下級生を中心としたプロジェクト系演習授業で,題材に取り上げ,それを通して地方創生への関心と理解を深める意図で授業を展開した。 ご当地コスメは,日本各地に存在しており,その地域ならではの素材や風土などに根差した,個性豊かな化粧品が多くある。しかし小規模企業による製造,販売のものが多く,都市部では地方のアンテナショップなどでしか販売されていない。そのため,学生のご当地コスメ自体の認知は高くない。 本発表では,学生によるリサーチと,学生層のコスメへの接触の実態を元に,地方創生における「ご当地コスメ」の訴求価値に関して考察する。各地の資源や気候風土,地域文化,住民のライフスタイルなどを含めた,広い意味での地域性が、ご当地コスメの持つ価値だと考えている。 |
キーワード : 地方創生 プロジェクト学習 化粧品 大学生 ご当地コスメ |
>一覧