ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
職業ラベル効果 |
~ユーザー創造製品における発信源効果の援用~ |
町田 大河 法政大学 経営学部 学部生 |
中野 広大 同上 |
井上 莉子 同上 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究は,「ユーザー創造製品」における,提供者の職業のラベル効果を明らかにすることである。ラベル効果は,Country-Of-Origin効果と同様に,「ユーザー創造製品」である事を消費者に明示するだけで市場成果が上がるというものだ(Nishikawa et. al. 2017)。本研究では,これを「発信源の明記」であると捉え,発信源効果の1つ「類似性」がラベル効果の一要因であるとした。その上で,ラベル効果にアイディア提供者の「職業」を追加明記する事で,ラベル効果の「品質予測」に影響が出るという仮説を立てた。 実験は付箋を商材に,ユーザー創造ラベルの文言のみを操作した4 種類のPOP(ラベル無し,お客様ラベル,学生ラベル,会社員ラベル)を用意し,200人の学生を対象にした定量調査からその購買意向への影響を検証する。本実験では,第一に先行研究の追試としてラベル無しに比べてお客様ラベルの購買意向が高いことを,第二に類似性に基づき会社員レベルに比べて学生ラベルの購買意向が高いことを,第三にお客様ラベルと学生ラベルを比較してお客様ラベルへの類似性の影響を検証する。 |
キーワード : クラウドソーシング 消費者参加型新製品開発 Country-Of-Origin効果 類似性 |
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