ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
ARマップとブランド戦略 |
業界内における自社ブランドのポジション探索及び意思決定支援のためのプラットフォーム構築に関する研究 |
古宮 望美 芝浦工業大学専門職大学院 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 本研究では,業界内における自社ブランドの現状のポジション把握や,今後のマーケティング戦略を策定する際の意思決定を支援するためのツール作成に向けた実験及び検討を行っている。また,誰もが直感的にゲームのような感覚で操作できるインターフェースの作成を一つの目的とし,画面上に3次元的な空間上でタッチ式の操作が可能なAR(拡張現実)を用いることを検討している。 ツール作成の第一段階として,千葉大学文学部の一部学生に対し,複数のアパレルブランドのロゴを2軸上に分布して何らかのセグメントに分類させるという予備実験を実施した。その結果,マップ上の座標軸にロゴをプロットし,ブランド同士の距離や関係性を測るためには,各ブランドに関するデータ(イメージ,顧客セグメント,売り上げ等)を数値として収集した上で,何らかの理論式に当てはめる必要があることを発見した。 上記を踏まえて今後,業界内での自社ブランドの立ち位置や今後の動向,ブランド同士の距離感を把握できるツールを作成する。特に,インターフェースの設計に重点を置く。最終的には,実務的なビジネスシーンで活用される意思決定支援ツールを作成出来るよう,本研究を進めている。 |
キーワード : ブランドマーケティング 意思決定支援 マーケティングツール |
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