ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
パッケージへの画像掲載の有無と心理的距離が製品評価に及ぼす効果 |
白崎 龍弥 法政大学 経営学部 |
園田 純平 同上 |
布施 夏実 同上 |
山下 遥 同上 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 先行研究では,パッケージへの画像掲載が好ましい消費者反応を得られることが示されてきた(外川ら 2013)。心理的距離のうち,社会的距離と時間的距離に注目し,画像掲載の有無と製品評価についての関係を明らかにしている。 本研究は,異なる心理的距離の条件下ではどのような影響が出るのかを明らかにするものである。先行研究と同じく,解釈レベル理論(Trope and Liberman 2003)を援用する。人が対象との心理的距離を遠く感じた場合,解釈レベルが高次となり,抽象的,本質的に対象を捉える。一方,対象との心理的距離を近く感じた場合,解釈レベルが低次となり,具体的,副次的に対象を捉えるというものである。 心理的距離が製品評価にどう影響するのかについてを明らかにするために,消費者が自分自身で製品消費をする場合と他者へギフトとして贈る場合を比較する。パッケージへの画像掲載の有無と心理的距離という条件をかけ合わせ,実験を行う。異なる心理的距離での製品評価の違いを定性・定量的に実証する。 |
キーワード : パッケージ・デザイン 画像 解釈レベル理論 心理的距離 製品評価 |
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