ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
100円ショップにおけるキャンペーンの役割と効果とは |
中村 拓海 富山国際大学 現代社会学部 |
発行 : 2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 100円ショップには,複数のプライスラインが混在した店があり,その背景には、消費者ニーズの多様化と他小売業との差別化を強いられている為という現状がある。しかし,これに適応し続けることは,100円ショップのバラエティストア化に繋がると懸念されている。 最近,100円ショップで300円購入するごとにもらえるシールを集めて,他企業ブランドの商品が特別価格で手に入るキャンペーンが実施された。 これは,クローズド型キャンペーンに含まれ,景品表示法により「総付け」に分けられるが,低価格を売りにしている100円ショップがこのキャンペーンを導入するには自社商品の売れ行きへの影響への配慮や景品の質,販売証明に必要な総買い物金額が優良顧客のニーズと合致していることが重要である。 これ自体は,商品の品揃えや新しいプライスラインの設定とは異なる顧客アプローチとして実施されたと考えられる。そこで、近年の100円ショップのキャンペーンを利用したことがある顧客へのインタビューや有識者調査,企業動向の調査等により,100円ショップの顧客アプローチと顧客意識の相違点や問題点を調査し,100円ショップにおけるキャンペーンの在り方について明らかにする。 |
キーワード : クローズド型キャンペーン バラエティストア 100円ショップ |
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