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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
健康管理サービスにおける情報リテラシー・マネジメント |
上西 智子 博士研究員 |
発行:2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本研究の目的は,健康管理に関する情報リテラシーをどのように把握し,健康管理サービスに活かしているか,その戦略枠組みを検討することである。近年,健康管理は,企業経営においてもその必要性が見直されており,企業と従業員だけでなく,健康保険組合や産業医などさまざまな機能や役割を持った人々の協力のもと健康管理サービスとして戦略的に提供され,健康管理の価値提案が行われている。このサービスを支える要素に情報リテラシーがあり,健康管理に向けた行動の動機付けや行動変容の鍵になるとみられている。しかし,情報リテラシーは,健康管理サービスに関わる人々の間で十分に把握されているとは限らず,そのことが健康管理の文脈価値形成やサービスの効果に影響するものと予測される。このような背景から,健康管理に関する情報リテラシーは,その高低とは別に,継続して観察・評価し,管理しておくことが必要である。そこで,情報リテラシーをどのように管理しているのか,その全体像をサービス・エコシステム,協働関係,価値提案,サービスデザイン,リソース構成の5つの観点から見直し,健康管理サービスにおける情報リテラシー管理の戦略枠組みを考察する。 |
謝辞 : |
キーワード : 健康管理 情報提供サービス 情報リテラシー 価値提案 |
ページ : pp.312-314 |
ファイルサイズ : 307KB |
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