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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
地理学的視点を取り入れたプレイス・ブランディング・モデルの可能性 |
瀬戸内ブランドからの検討 |
徳山 美津恵 関西大学 総合情報学部 教授 |
長尾 雅信 新潟大学 工学部 准教授 |
若林 宏保 電通 クリエーティブ・ディレクター |
発行:2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究の目的は,地理学的視点を取り入れたプレイス・ブランディング・モデルの可能性について検討することである。プレイス・ブランディング研究は製品や企業に対するブランド・マネジメント論の適応・応用が一般的であるが,本稿では人文主義地理学で議論されてきた「プレイス(場所)」の概念を適用していくことで,アイデンティティの設定やアクターの問題など,既存のブランド・マネジメントモデルの適用では説明しきれない地域ブランド固有の問題を解決するための有用な理論枠組を提供していく。本研究で扱う事例は瀬戸内ブランドである。日本でも最大規模の広域ブランディングながら,多様なアクターが自立分散的に関わった結果,形成されたプレイス(場所)のブランドである瀬戸内ブランドを分析していくことで,地方創生との関係で今後も強く求められるであろうプレイス・ブランディングへの理論的・実践的なインプリケーションを提供していく。 |
謝辞 : |
キーワード : 人文主義地理学 プレイス(場所) センス・オブ・プレイス |
ページ : pp.173-184 |
ファイルサイズ : 901KB |
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