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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
宇宙産業におけるビジネス・エコシステム |
米国における宇宙産業の変容と中核企業 |
伊藤 智久 明星大学 経営学部 准教授 |
佐藤 将史 野村総合研究所 上級コンサルタント |
夏目 典明 野村総合研究所 副主任コンサルタント |
発行:2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 近年の宇宙産業における企業グループによるビジネス・エコシステムの実態と,それを生み出している中核企業の活動について,特に米国の宇宙産業を中心に明らかにすることが本稿の目的である。。米国の宇宙産業は,政府主導による宇宙開発が中心であった時期から,中核企業となる企業が、ハード産業およびソフト産業・サービス産業においてビジネス・エコシステムを形成する段階に移行している。ハード産業では,ロケットの製造・打ち上げにおける低コスト化を実現したSpaceX社が既存の民生技術・部品の利用など既存知識や資産の活用によって,低コスト化という定義された目標を実現しており,Orchestra型のビジネス・エコシステムを形成している。一方,ソフト産業・サービス産業では,Planet社とGoogle社が,未定義で構造化されていない衛星データ利活用の領域における新しい知識の創造を,各プレイヤーと目指している点から,ビジネス・エコシステムの形態ではCreative Bazaar型のビジネス・エコシステムを形成している。 |
謝辞 : |
キーワード : ビジネス・エコシステム 中核企業 宇宙産業 |
ページ : pp.120-128 |
ファイルサイズ : 1,008KB |
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